テーマは鉄ということでしたので、私は貧血と言われたことはないし、
大した話ではないと 思っていたので、よけい驚きました。
隕石の栄養から始まって、地球には水よりも豊富に鉄がある、
鉄の惑星だったなんて初耳でした。
そして生物というのは鉄によって生きながらえ、
進化を続けてきたので
鉄がないと身体の機能が働かないというのです。
鉄というと貧血に代表されるようにヘモグロビンを
思い出すのですが、
それ以外の 第2の鉄ともいうべきフェリチン
という鉄があるというのです。
フェリチンという名前聞いたことはあるのですが、
何だったか覚えていませんでした。
フェリヂンとは貯蔵された鉄のことで、
かご状の入れ物に入っていて 不足するとその籠から出されて
使用されるのだそうです。
◆第2の鉄フェリチン(貯蔵鉄)の働きとは
鉄は身体の中の様々な反応を手助けすることが
最近わかってきたのだそうです。
1.細胞を増殖する。
2.肌を再生する。
3.免疫細胞を増殖する。
4.脳の働きをよくするセロトニンや ドーパミンなどの
神経伝達物質を産生する。
こんなに大事な仕事をしていたとは本当に驚きました。
フェリチンが不足すると
肌が荒れたり、風邪をひきやすくなり、疲労やうつ、
不眠になることが よく分かりました。
ムズムズ病も鉄剤で治ることが多いそうです。
◆フェリチン不足のチェック方法
そんなに大切なフェリチンが不足しているかどうか
チェックするには
病院で血液検査をしてもらえるのはもちろんですが
家庭で簡単にできる方法は
アッカンベーをして下まぶたの裏が赤ければフェリチンが
足りていて 白っぽい場合は足りないそうです。 簡単ですね。
フェリチンのことはあまり知られていないのですから
当然ですが、
本人が知らないうちにフェリチン不足に
陥っている人はかなり多くて
11〜90歳の女性3000人を調べたある調査によると、
半数の女性がフェリチン不足 だった
といいますからこれも驚きです。
最近うつや不眠の人が多いのはフェリチン不足の人
が増えているからかも知れません。
◆貧血とは言われないのにフェリチン不足になる理由
体内に入った鉄は、まずフェリチンより、
生命を維持するために赤血球のヘモグロビンに使用されるので、
鉄が少ないと、ヘモグロビンは正常値でも、
フェリチンは足りないことがあるのです。
まして貧血の人はヘモグロビンのための鉄さえ
不足しているのですからフェリチンは無いに等しいのです。
本当にびっくりしました。
◆鉄分の効果的な摂取方法
鉄分が多いと言われているひじきやホウレンソウなど
野菜・海藻類に含まれる鉄分は、
一般に、酸素と結びついているので、
赤身肉やレバー、マグロなどの肉類・魚介類
に含まれる鉄分に比べ、吸収率が低いそうです。
そのためレモンなどでビタミンCを積極的にとると
ビタミンCの還元作用により、動物性タンパク質と同様に、
鉄が、体内で吸収されやすくなるそうです。
食後レモンジュースを飲むと、鉄の吸収率が
2倍近くもアップするとのこと。
ビタミンCの補充にもなり一石二鳥ですね。
※鉄分のとりすぎは肝臓病の人には危険な場合があり、
一般的にも酸化(老化)が進む と言われていますので、
注意が必要です。
病気以外の人は鉄剤ではなく、
食物からのみ摂取するのが良いと言われています。
鉄と言う字は 鉄は失われやすいという意味だとのこと。
幸い私は貧血と言われたことはないし、肌荒れなし、
疲れ知らず、うつ、不眠は一切 ないですから、
鉄分不足はないようです。
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