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2015年07月15日

尿一滴で早期がんも嗅ぎ分ける線虫、がんの種類を識別する可能性は 

血液一滴でがんの早期発見ができ、がんの種類も識別できるという方法が一年以内に実用化される見込みだと
のことです。

今度は生物学実験でよく使われる体長1ミリほどの線虫の一種の「シーエレガンス」がヒトの尿一滴のにおいから、がんかどうかを判別できることがわかったそうです。

血液検査ではがんの種類までわかるようですが、「シーエレガンス」はがんの種類までわかる可能性はあるのでしょうか。
◆研究者 

「がん探知犬」の研究をしていた園田英人医師が、線虫をモデルに嗅覚の研究をしてきた九州大の広津崇亮(たかあき)助教(神経科学)をたずねて、

「線虫で、がんかどうか分かるのではないか」と提案したことから2人の共同研究が
始まったのだそうです。

◆実験方法と結果

まず、線虫の一種「シーエレガンス」を入れたシャーレにがん細胞の培養液をたらすと、多くの線虫がそれに近寄っていった。

正常な細胞を使った場合や、嗅覚に異常がある線虫はがん細胞に近寄らなかったため、においに反応していることがわかった。

次に、がん患者の血液や尿に対する反応を調べると、血液には特別な反応は示さず、尿には近寄っていった。
また健康な人の尿からは離れた。

線虫が持っている、においを感知する2種類の嗅覚神経細胞が、がん患者の尿に強く反応することも判明した。

「線虫は細菌類を食べる。(患者の尿に)近寄るのは餌のにおいに似ているからではないか」と広津さんは推測しておられるようです。

※血液に反応しないということは、まだがん細胞が血液に入っていないからでしょうか。それとも血液に入ると臭わないのでしょうか。疑問です。

広津さんはがんの匂いが細菌類と似ているから線虫ががん患者の尿に近寄ると推測されているようですが、
それなら線虫は細菌類とがんの区別はつくのでしょうか。疑問です。

◆犬の嗅覚と比べて

犬の嗅覚は人間の100万倍以上とされるそうで、今回線虫でのがん診断を提案した園田医師は2000年から
民間企業「セントシュガージャパン」(千葉県館山市)とがん探知犬を使った共同研究をしています。



その企業の佐藤悠二所長は「がんの種類によって特有のにおいがあると考えられており、二つのがんで尿から
におい物質を見つけた」と話しています。

※がんによってニオイが違うとは面白いですね。犬は訓練によってニオイを嗅ぎ分けられるそうですが、
線虫も嗅ぎ分けられるようになるのでしょうか。

犬が感知しているにおい物質と、線虫が反応している物質が同じかどうかは分かっていないし、線虫がにおいを感知する仕組も分かっていないそうなので、将来線虫が、がんの種類も嗅ぎ分けることができるかどうかはこれからの研究を待たなければなりませんね。

シーエレガンスが、がんかがんでないかを判断する的中率は、早期がんも含めて95%以上といいますから、
がんの種類も判別できるといいなと思います。

血液検査、犬の嗅覚、線虫の嗅覚と、診断方法が多いことは、確実性が高くなるので私たちにとっては朗報です。
線虫は1匹が約300個の卵を産み増殖が早く、凍結保存も可能で扱いやすいそうですから安くできそうです。
次々と正確で安くて簡単な検査方法が見つかることを願います。
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posted by 元気ナース at 14:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 腫瘍 がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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